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クラウドに関する総費用の削減が必要ですか?それならば、より良いコネクティビティモデルを検討しましょう
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クラウドに関する総費用の削減が必要ですか?それならば、より良いコネクティビティモデルを検討しましょう

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by Filippo De Martinis
Solutions Architect
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多くの企業でクラウドの導入が急増を続ける一方で、依然としてクラウドにかかる費用の管理は課題のままです。

ガートナーの調査によると、1/3以上の企業が、クラウドへの投資を投資優先事項3つのうちの1つとして挙げています。また、技術プロバイダーのうち30%で、新しいソフトウェアへの投資が「クラウドファースト」(クラウド第一) から「クラウドオンリー」(クラウドのみ) に移行するだろうと予想しています。さらに、IT費用のうち、クラウド関連イニシアチブへの資金に対する割当額や再割当額もますます増加する見込みです。

クラウドの導入が順調に進む理由はいくつかあります。また、数々のメリットによって、企業は従来のオンプレミスソリューションに代わり、クラウド技術の活用を推進するようになりつつあります。

クラウド導入の長所とメリットは、デプロイ・使用される技術のタイプ、プロジェクトが特定のタイプかどうかなど、多様な条件に大きく左右されます。とはいえ、企業にとってクラウドを極めて魅力的なものにしてきた、広範にわたる組織上のメリットとして以下が明らかになっています。

  • 拡張性
  • 柔軟性
  • 大半のPaaS/SaaSソリューションでソフトウェアのライセンス、パッチ、アップグレードなどの保守を自動的に実行
  • コスト予測モデル
  • CAPEXの先行投資が不要

クラウド導入の急増に伴いクラウド予算も急増

最近発表されたFlexeraのレポートによると、世界中でクラウドがもたらすメリットすべてを積極的に取り入れられる反面、企業各社はクラウド支出の取り扱いに苦慮しています。同レポートは、企業各社のクラウド支出は平均で23%予算を上回り、来年のクラウド支出は47%増加する見込みであると、結論づけています。

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いかにコストに関連する長所がクラウド予算の急増において大きな役割を果たしているかが簡単に見て取れます。クラウドの利用は、IT関連機器とサービスの調達と購入に関する従来の方法が大きく転換したことの表れであり、その他の技術分野に対して極めて高いベンチマークを設定するものとなっています。簡単なAPIコールを使用して一連のサーバーをわずか数分で起動でき、支払いもサーバーが稼働した時間のみに対してしか請求されないとすれば、アプリケーションやインフラストラクチャーの他の部分でも同じことができないものでしょうか?

企業各社はクラウドの利点を活用すると同時にクラウド費用を予算内に収めることができるはずです。可能なところでコストを最適化する。それが答えです。費用を節約できる箇所としてまず目を向けるべきなのが、クラウドのコネクティビティです。

従来のルートを選択: VPNと通信企業の専用回線

イノベーションと、クラウドの経済性を一致させることがむずかしいサービスを一つ挙げるすると、それはコネクティビティです。クラウドサービスプロバイダーのブームの中、ハイブリッドコネクティビティは新たに有益なサービスであるとみなされるようになっています。ただし、コネクティビティに対する自社のアプローチに注目することがなければ、クラウドコンピューティングのもつ数々の長所を最大に生かすことはできません。それどころか、最初に間違った技術を活用すると、多くの場合、組織の全体的な体験と発展に悪影響を与える可能性があります。

パブリッククラウドへのコネクティビティを検討する場合、シンプルで導入への障壁が低い (見かけ上) ため、通常、パブリックインターネットとVPNがまず選択されます。とりわけ、業務に特に重要ではないワークロードについてクラウドを使用する組織は、このような選択をしがちです。つまり、高いレイテンシまたは不安定なレイテンシ、サービスレベルアグリーメント、パフォーマンスの予測可能性の欠如、ネットワークスループットの低下などから通常それほど影響を受けることのないアプリケーションにクラウドを使用する場合です。

ただし、業務遂行に不可欠なワークロードを実行している組織では、パフォーマンスとセキュリティーに対して敏感であり、 通信サービスプロバイダーから直接提供された専用回線などの代替手段を検討する場合があります。残念なことに、専用回線はその性質上、通常高額につき、企業は長いリードタイムとインストール費用を考慮に入れる必要があり、これらは通常、不透明かつ一貫性に欠けています。

時には、長期契約に合意する必要もあり、場合によっては契約締結まで長い時間を要することもあります。また、専用回線のプロビジョニングには数週間ものリードタイムが必要な場合があります。帯域幅を変えるだけでも、やり取りを重ね、ステップをいくつか踏まないと完了できないことがよくあります。

このような様々な要因によって、当然のことながら、上記のソリューションの総保有コストは増加します。コネクティビティのみにかかる費用だけでなく、ネットワーク管理とサポート上の課題に対する負担がさらに必要になるからです。

クラウドと従来のコネクティビティという2つのソリューションを考えるとき、各ソリューションがリソース、容量、変更、経済性に対応する方法には大きな違いがあることに気づくのは難しくありません。まずクラウドには、「Infrastructure as Code (コードによるインフラ管理)」、サーバーレスコンピューティング、オンデマンドキャパシティ、自動スケーリンググループ、長期契約を結ばなくてもよい「Pay-per-second (秒単位での支払い)」などのコンセプトがあります。それに対して、従来型のコネクティビティは、相変わらず複数年契約が標準とみなされる状況にあり、回線が使用できるようになるまで4~6週間かかり、伸縮性と柔軟性はコンセプトとしてまだ十分に理解されていません。

両方のオプションについて考慮する場合、次の質問が自然と浮かびます。

クラウドサービスプロバイダーのベストプラクティスにおいて、特にコスト管理と機能拡張という点で、ネットワークコネクティビティを最適化するために採用できる教訓はどのようなことでしょうか?

Megaport SDNがすべてを一変

Megaportのソフトウェア定義ネットワーキング (SDN) は、Network as a Service (NaaS) の実装であるため、その接続モデルはクラウドサービスプロバイダー (CSP) が提供するメリットと経済性に匹敵しており、ようやく企業はクラウドと同じ方法でコネクティビティを検討することができるようになりました。

Megaportを利用して、企業は以下を実行できます。

  • ビジネス固有のワークロードと要件に基づいた適切なサイズの接続性: ネットワーク接続をいつでも拡張できるため、コストを節約し、コネクティビティのパフォーマンスを最適化できます。
  • ウェブポータルを使用して、ポイント&クリックで接続を作成するか、または文書化されたAPIを使用します。
  • 単一のネットワークインターフェース (Megaport) から世界中のデータセンター、クラウドプロバイダー、インターネットエクスチェンジに接続できます。
  • Megaportのグローバルバックボーンを使用して、都市圏内、および都市圏間でデータを転送します。このことは100%の可用性に関するSLAによってすべて保証されています。
  • ネットワーキングの専門家やCLIのエキスパート無しに、仮想化された分散レイヤー3ホスト型ルーティングバックプレーンを使用して、ポイント&クリックするだけで、マルチクラウドアーキテクチャを作成することができます。

上記のすべてを実現するのに、以下は一切不要です。

  • 従来の通信会社との商取引で一般的である、長期契約の締結
  • 使用料以外に請求される、初期費用やセットアップ料金の支払い — 標準Megaport契約は月ごとに締結し、コネクティビティモデルで適用されるキャンセル料金や解約料金はかかりません。
  • 接続の設定やネットワークアーキテクチャの変更の際に、発注書、ベンダーのテクニカルサポートまたは実装チームを利用する必要性 — Virtual Cross Connects (仮想ポイントツーポイント接続で、エンドポイント間のVLANとして表わされます) は、ポータルまたはAPIを使用して作成するか、1分足らずでプロビジョニング可能です。

このモデルの柔軟性はネットワーク費用を最小化するだけでなく、ソリューションの総所有コストも削減します。

ネットワーク設計と実装から複雑性を取り除いた結果、ネットワーク運用のみにかかるコストの節約だけでなく、サポートと管理上の課題も削減することができました。専有型クラウド接続が使用される場合、下りデータ (一部のCSPが、1GbデータがCSPのネットワークから出ていく場合に顧客に対して科す課金額) も大幅に削減することができます。

伸縮性のある帯域設定により、企業は必要なときのみ適切な量の帯域幅を使用できるようになり、 コストをさらに削減するとともに、従量課金制を利用できるようになりました。この結果、容量に対する需要が高い時間帯外に低額でリンクを実行することで費用を節約できます (Megaport 料金計算ツールを使用して、お客様ご自身で様々な価格設定をお試しいただけます)。

Megaport Cloud Router (MCR) のコスト関連の長所

複数のVPCが、同一のDirect Connectを共有しながら複数のリージョンに分散している場合。

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近年、2社以上のクラウドサービスプロバイダーを使用してクラウドで全てのワークロードを実行し、オンプレミスには何も置かず、データセンターも利用しない企業の数が驚くほど増えています。専有型の接続では実現が困難です。異なるCSPを物理的にクロス接続するには、特定のサービスプロバイダーのピアリングエッジをホストする、複数のデータセンター内に配置されたネットワーキングデバイスが1台必要になります。

物理的コロケーションスペースがない企業にとって、これは軽視できない問題です。この問題を解決するには、複雑かつコストがかかり、場合によっては、企業は物理ルーター、クロス接続、レイヤー3コネクティビティをプロビジョンするのにサードパーティーマネージドサービスプロバイダー (MSP) を雇う必要があります。これは、費用が高額になります。あるいは、企業は自律的に独自の物理ラックスペースにプロビジョニングを行い、エンドツーエンドプロセス全体を管理することを検討できます。いずれの場合も、解決には多大な料金と時間がかかります。

しかし、Megaport Cloud Routerは、Megaportネットワーク内に常駐する仮想レイヤー3ホスト型ルーターであるため、この問題を簡単に解決できます。

MCRを利用すると、クラウド間の接続を、オンプレミスのレイヤー3ルーターを必要とするトラフィックなしで実現できます。代わりに、Megaportネットワークを通じて、データがクラウドプロバイダー間で直接流通することが可能になります。Megaportネットワークは、全世界の何百ものロケーションに所在する世界有数のクラウドサービスプロバイダーと既にクロス接続され、統合されています。MCRのデプロイは、使用が簡単なMegaportポータルから数回クリックするだけで、またはAPIを通じて実行することができ、あっという間にレイヤー3構成全てを完了できます。ルーターのコマンドラインインターフェース (CLI) に手を触れる必要さえありません。

実際のところ、AWS、Azure、Googleについては、レイヤー3が完全に統合されているため、作業は非常に簡単で、IPアドレスや自律システム (AS) 番号などのレイヤー3接続の詳細情報はいずれも記入する必要さえありません。

またマルチクラウドでマルチリージョンのアーキテクチャ、ならびに仮想化ネットワーキングとプライベートハイブリッドクラウドコネクティビティもMegaport Cloud Routerからメリットを享受できます。

MCRがどのようにお客様の事業に役立つかについてさらに情報をお求めの場合は、当社のウェブサイトページ「Megaport Cloud Router」とこちらの概要紹介ビデオをご覧ください。

Megaportを活用したクラウド支出の最適化方法について詳しく知るには

Megaportソフトウェア定義ネットワーク (SDN) の活用とTCO削減による全体的なメリットの実現にご関心があれば、Megaportまでどうぞご連絡ください


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